宙組 悠未ひろ:宝塚ファンタジア 夢の小部屋 |
「男の色気」女性をとりこに |
まなざし真剣 「女性が見てドキッとするような色気のある男性」が目標。バウホール公演『ル・プティ・ジャルダン』で主演を経験し、より深い演技を目指す
179センチの長身が群舞で映える。宙組らしい大人数で繰り広げられるショー『ネオ・ヴォヤージュ』。迫力満点の舞台のなかでも、目立つ存在だが「群舞のなかで自分の個性をどう見せていくか」と、自分に課したハードルは高い。
今年6月のバウホール公演『ル・プティ・ジャルダン』で初主演。訪れた人を幸せにするというレストランを舞台にしたミュージカルで、店の伝統を守り続けようとする若き支配人兼ソムリエ長を演じた。
すらりと長身 ショー『ネオ・ヴォヤージュ』は空間も時間も飛び超えて世界をめぐる旅がテーマ。群舞でも、すらりとした姿は目をひく
「舞台の中央に立ってみて初めて見えてくるものがあった。毎日コンディションが違う中で公演する生の舞台の面白さや怖さを改めて感じた」と振り返る。
現在、大劇場で公演中のヴェルディのオペラを原作にした『炎にくちづけを』では、宗教や身分で迫害されながらも、自分の信じる道を懸命に生きるジプシーの青年、ティーンを演じている。 「宗教の違いによる迫害の根強い時代に、自分自身の信念を持って生きていくのは難しいことだと思います。そのあたりを深く考えながら演じていきたい」
自分が演じる役のバックボーンを考えるのが好き。うわべの表現にとどまらず、内容を突き詰めてそこから現れるものを大切にする。演じたい理想の男性は-
「白馬に乗った王子様というより、女性が見てドキッとするような色気のある男性です」
ジプシー青年 『炎にくちづけを』の
ワンシーン。迫害に負けず懸命に生き
るジプシーの青年ティーンを好演
新聞頁:http://0rz.net/d70Js
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